修禅大師顕彰法要

修禅大師義真尊者は七八一年(天応元年)、現在の神奈川県山北町丸子でお生まれになられたとされ、宗祖伝教大師最澄さまと共に、訳語僧(通訳)として唐に渡られました。伝教大師ご入滅の後、八二四年(天長元年)に第一世天台座主となられ、比叡山および天台宗の発展にご尽力されました。毎年十一月一日には、比叡山延暦寺 修禅大師義真尊者顕彰碑前において、顕彰法要が厳修されています。

 

宗祖伝教大師一千二百年の大遠忌に当たる令和三年には、神奈川出身の第一世座主である義真尊者の法要に教区を挙げて参集したいと思案しておりました。しかしながら、コロナ禍を考慮して、昨年同様、本年も教区内局他、少人数にて法要に随喜いたしましたこと、ご報告いたしますとともに、コロナ禍終息後の、教区を挙げた法要の厳修を祈念いたします。